医薬品評価科学教室 前ページへ 次ページへ
医薬品の有効性と安全性の評価科学を確立する
キーワード:評価科学、医薬品開発、薬事行政、産官学のプラットフォーム

新薬(2001年−2006年)の米国の承認用量と日本の承認用量の比の分布


日本と米国の新薬開発成功率と開発の遅れの関係

研究課題

1.

信頼性の高い薬効評価データを生みだす方法論の開発
2. 医薬品及び医薬品開発技術の価値評価に関する研究
3. 医薬品開発ガイドラインの評価研究
4. 1-3を調整するシステムの開発と具体的施策を支援する研究

 社会における医薬品の価値の評価科学を確立することを本講座の目的とする。その実践として、現在の有効性・安全性の評価方法や新薬研究開発プログラムの効率性・妥当性に関する研究を実施しており、研究成果をガイドラインや研究開発活動の改善に結びつけるための提案を行っている。医薬品規制全般に関して、社会に対する説明責任と透明性を確保するための方策を提案することも視野に置く。また、産業界及び行政において医薬品の評価とそのためのデータ作成に携わる人材の養成に取り組んでいる。大学という環境を生かし、薬学部の学生・大学院学生のみならず、産業界のエキスパートや行政担当者にも開かれた柔軟な教育プログラムを提供している。