医薬政策学寄付講座 前ページへ 次ページへ
医療資源の効率的利用を目指し、自然・社会科学を融合した新たな学問領域を開拓します
キーワード:医薬政策学 薬剤経済学 ジェネリック医薬品 臨床薬理学



海外医薬品価格データソースのリンクサイト
"Global atlas of drug prices"
URL: http://dprice.umin.jp/

研究課題

1.

ジェネリック医薬品の現状分析とヘルスシステムの中の合理的使用のあり方
2. 生物学的製剤などの高価な医薬品の経済分析
3. ファーマコジェネティックスによる個別化医療
4. 漢方・相補代替医療の現状分析と安全性・有効性・経済性の研究
5. 医薬品ギャップの解消

 医療費が年々増大し、現行の保険医療システムが岐路に立たされています。医薬品の合理的使用ー限られた予算の中で医薬品を効率的に利用するためには、どの医薬品が効率的かを判断せねばなりません。効率性の検討には、有効性・安全性の指標であるクリニカル・エビデンス、そして経済性の指標となるエコノミック・エビデンス双方の評価が必要です。当講座では開発中または市販後の医薬品 (関節リウマチ、がん、喫煙、高血圧など) の経済評価を行うとともに、経済評価データベースの構築などを進めています。
 薬剤の効率性を評価するには、行政や企業、医療機関、患者など、どの立場から分析を行うかが重要になります。本講座では、すべての立場を包括する社会的視点に立ったうえで、ヘルスサービスにおける医薬品のあり方、その評価を行うための方法論の研究、実際の解析、政策分析などを行い、政策への提言など社会への還元を目指します。